最終更新日:2015年07月18日

ペブルドレザーとは

氷上のペブル 氷上に作られたペブル(小さな凹凸)。質感がペブルドレザーのよう。[クリックで拡大]
ペブルドレザー ペブルドレザー。柔らかく、汚れが目立ちにくい。[クリックで拡大]
2015新作バッグ ペブルドレザーが使われた2015新作バッグ

「ペブル(Pebble)」とはカーリング競技の際、ストーンの滑りを良くするため人工的に作られた小さなつぶつぶ(凹凸)のこと。ペブルドレザー(Pebbled Leather)は、名前の通りペブルを付けたレザー(皮革)のことである。ペブルレザーとも呼ばれる。

皮革は伝統的に皺(しわ)を付けるシボ加工という技術がある。現代ではプラスチックなど工業製品も含めて、物体の表面に多様な模様を付けることを総じてシボ加工という。よって、ペブルドレザーも、皮革にシボ加工を施したものと言える。

COACHのペブルドレザーは牛革が使われている。牛革は他の革に比べて硬く、馴染むまで2〜3年かかる。牛革にシボ加工を施すと以下のメリットがある。

ペブルドレザーのメリット

メンテナンスに注意

ペブルドレザーはメンテナンスをする際、レザークリーナーを使用してしまうと、レザー表面の加工が取れてしまうため注意が必要です。日頃の手入れには乾いた柔らかい布でふき取りましょう。

牛革は、キャンパス地などの素材に比べて「硬い」特性があります。COACHはカーフ(牛革)素材にシボ加工をすることで、柔らかさと傷つきにくいレザーとして誕生させました。

レザーの特徴を熟知しているCOACHだからこその加工技術で、カーフ素材の魅力と機能性を最大限に活かすことが出来たと言っていいでしょう。コーチは「グラブタンレザー」という使えば使うほどに味がでるレザーを原点に、2015年の新作にもペブルドレザーを使用したバッグを発表しています。

シボ加工とは

2015年に新作で登場したペブルドレザーですが、気になるのはシボ加工って一体どんな加工なの?という方もいらっしゃると思います。シボ加工は、皮から革にしていく工程でもある「鞣(なめ)し」の後に、「空打ち」と「シュリンク」という技法のどちらかを施すことで仕上げると言われています。

空打ちの場合
空打ちは最も行われるシボ加工のひとつで、鞣した革だけを回転ドラムの中に入れて撹拌(かくはん)することにより自然なシワ模様を付ける加工方法です。
シュリンクの場合
シュリンクでシボ加工する方法は、革の表面に収縮剤を使ってシワを付ける技法です。

空打ちとシュリンクの見分け方は、シワの目が詰まっているのがシュリンクで、空打ちの場合は繊維がほぐれているため、シワの目が大きい部分や小さい部分があるのが特徴です。

COACHのペブルドレザーに施されているシボ加工は、素材が柔らかく革の表情が豊かなので空打ちで施されたものと思われます。

※鞣しとは:皮から革にするために施される技法で、叩いて柔らかくしたり、揉んだりする技法のこと。 鞣しの方法には次の3パターンあり、タンニン鞣し、ロム鞣し、混合鞣し(コンビネーション鞣し)がある。

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