コーチの歴史[1941年~現在]

1941年昭和16年

小さな工房として創業 1941年(昭和16年)に、アメリカのマンハッタン・ガーメント地区のロフトアパートメントで創業。 当時はゲイル·マニュファクチャリング·カンパニーという家族経営の小さな皮革製品会社だった。 創業当時はまだ6人の職人だけの小さな工房で、意外にも男性向けの皮革小物を作っていた。 皮革(レザー)は使えば使うほどに味がでる。当時の職人達は、レザーの魅力をバッグで表現しようと試みていた。

イギリス・バーミンガム都市のロフトアパートメント レンガ造りのロフト

ロフトとは
ロフトは、工場や倉庫に使われていた建物を再区画して集合住宅にした物件。 日本では2010年にオープンしたタブロイドがそれにあたる。 ロフトは工場等に使われていた名残りで最上階は天井が高く吹き抜けになっている。 コーチはそこで誕生した。

1946年昭和21年
カーン夫妻 リリアン・カーンと夫マイルス

マイルス・カーンと妻のリリアンが入社 カーン夫妻はハンドバッグ製造会社を所有しており、皮革の製法について熟知していた。また、しなやかなのに耐久性があり、より高い質感を表現できる独自の製造プロセスを考案していた。ゲイル社はこの技術革新で、高級ファッションブランドへの第一歩を踏み出す。

女性向けハンドバッグがヒット
当時のニューヨークはハンドバッグ事業が盛んだったが、多くはヨーロッパからの模造品だった。 マイルスは、1950年にゲイル社の革製品ビジネスを引き継ぎ、リリアンの提案で女性向けハンドバッグを発表する。 手頃な価格で、耐久性に優れた牛革バッグは瞬く間にヒットした。

COACHとしてのスタート

1960年昭和35年

COACH初のバッグが登場 ブランド名を「COACH」と名付け、同ブランド初となるバッグを発表する。 60年代は流行のスピートが現在のように早くなり始めた時代。若者文化が流行を作り、ファッションのニーズも多様化する中、職人の伝統的な皮革技術で作られたバッグは徐々に評価され始める。

COACHのカタログ 1960年代当時のカタログ表紙

当時のカタログ表紙には大きなCOACHロゴと共に 「creators of hand fashioned leather goods for over two decades」 というメッセージが書かれていた。

1961年昭和36年

社名をGail Manufacturing Company(ゲイル・マニュファクチャリング・カンパニー)から、Gail leather products, inc.(ゲイル・レザー・プロダクツ)に変更。

1962年昭和37年
ボニー・カシン 1962年~1974年までCOACHのデザイナーとして活躍したボニー・カシン

デザイナー「ボニー・カシン」入社 彼女は20世紀で最も成功したデザイナーの一人。 芸術的なセンスを持ち、キネクティック・アートやオプ・アートを取り入れたデザインは、当時としては先進的だった。 彼女がデザインするバッグは次々とヒットし、これから先20年以上続くCOACHのブランドスタイルを形作る。

ボニー・カシンのアイデア
1960年代初頭に登場したターンロック付きのバッグは、オープンカーのルーフに付いていた留め具からヒントを得て生まれた。現在のウィリスコレクションでもターンロック開閉式のバッグが展開されている。

1960年代に生まれたクリップは、ボートや乗馬のギア、犬用のリード(ドッグリーフ)からインスパイアされた。現在もまた、ウィリスコレクションのショルダーネックストラップ部分に採用されている。

1963年昭和38年
COACH初の広告 米国週刊誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載されたCOACH初の広告

ニューヨークにCOACH初の広告を展開する。

ボニー・カシンによるコレクション「カシン・キャリー」を発表。
当時の買い物袋から着想したトートバッグは、これまでのシンプルなトートには無かった機能性と丈夫さを取り入れていた。

1970年代

社名をゲイル社からCoach Products, Inc.に変更。 1970年から80年にかけて商品バリエーションを拡大し、着実に売上高を伸ばした。 1970年代後半には時代の流れに乗り通販事業を開始。

1973年昭和48年

coachのダッフルサック ダッフルサックを発表 Image by coach.com
1979年昭和54年
ルイス・フランクフォート ルイス・フランクフォート

ルイス・フランクフォート入社。 コロンビア大学でMBAを取得しているルイスは新事業を担当し、コーチのプロダクトを世界的に展開させる。

買収と拡大

1980年昭和55年

社名をCoach Leatherware Company(コーチ・レザーウエアー・カンパニー)に変更。

1981年昭和56年

アメリカ、マンハッタンのマディソンアベニューにコーチ初となる直営店がオープン。

1985年昭和60年

Coach Products, Inc.はカーン夫妻から、米食品メーカーのサラ・リー社に3000万ドル(当時のレートで約71億円)で売却される。 カーン夫妻は同社経営の第一線から退き、ルイス・フランクフォートが社長となる。

1988年昭和63年

日本進出

ウォールストリート・ブリーフケースを発表。
クロスビーやブリーカー等のように、COACHにはニューヨークの地名が冠されているコレクションが多い。その中でも初めて地名が冠されたコレクションはこの年に発表された「ウォールストリート」

ウォールストリート・ブリーフケースウォールストリート・ブリーフケース
1996年昭和56年
リード・クラッコフリード・クラッコフ

リード・クラッコフ入社

ブランドのクリエイティブディレクターとして、伝統的なディテールを重んじながら、今までCOACHに無かった斬新なデザインで革命を起こす。シグネチャーコレクションは、リードの代表作の一つ。

略歴
ニューヨークのパーソンズ・スクール オブ デザインを卒業後、ラルフローレンに5年間勤務。 トミーヒルフィガーでクリエイティブディレクターを務めた後、コーチに入社。

1997年平成9年
coach初のウェブサイト COACH初のウェブサイト[coach.com]を立ち上げる
1998年平成10年

ネオ・コレクションを発表

1999年平成11年

公式サイトおよびオンラインストアを開設

2001年平成13年

シグネチャーコレクションを発表


シグネチャー クリップ ホーボー 6091ホーボー
シグネチャー サッチェル 6097サッチェル
シグネチャー ランチトート 6090ランチトート
2006年平成18年

コーチ65周年を記念した「レガシーコレクション」が発表される。
真鍮の金具や外ポケットなど、レガシーなパーツをフィーチャーしたコレクション。

2008年平成20年
ヘリテージロゴ馬車を用いたテリテージロゴ

マディソンコレクションを発表

エレガントなデザインが特徴。ロゴにはブランドを象徴する馬車を用いたヘリテージロゴが採用された。

2009年平成21年

ポピーコレクションを発表

パーカーコレクションを発表

2015年平成27年

ボニー・カシンがデザインした伝説的なトート「カシン・キャリー」の誕生50周年。
コーチ新宿店ではこれを記念して、スチュアート・ヴィヴァースによってリザデインされたカシン・キャリーの新作が限定で発売された。

バッグタイプ一覧

コレクション一覧